へバーデン結節

【手、指の症状】

・指の第1関節（DIP関節）が変形し曲がってしまう原因不明の疾患です。

・第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで2つのコブ（結節）ができるのが特徴です。

※すべての人が強い変形になるとは限りません。

【へバーデン結節の症状】

・示指から小指にかけて第1関節が赤く腫れたり、曲がったりします。

・変形部分に痛みが出ます。

・痛みのために強く握ることが困難になります。

・母指（親指）にもみられることもあります。

・第1関節の動きが悪くなります。

・第1関節の近くに水ぶくれのような透き通ったでっぱりができることがあります。（粘液嚢腫、ミューカスシスト）

変形性関節症とは、関節の表面を覆う軟骨の老化や摩耗により、骨に直接負荷がかかり、骨が徐々に変形する加齢性の疾患です。

①母指の付け根（CM関節）に生じれば母指CM関節症と呼びます。

②人差し指から小指までの第2関節（PIP関節）に生じるとブシャール結節（Bouchard結節）と呼びます。

※関節リウマチとは異なります。

【ヘバーデン結節とリウマチの違い】

ヘバーデン結節は、よく関節リウマチと比較される手指が変形してしまう病気です。

・関節リウマチの手指の腫脹（炎症などで腫れる症状）→

第２関節（PIP関節）、第３関節（MP関節）に多く起こります。

・ヘバーデン結節→

第１関節（DIP関節）に生じます。

腫れという印象よりも、ゴツゴツとした “ペンだこ” ができたように変形します。

・関節リウマチは関節炎です。

・ヘバーデン結節の原因は、関節炎ではなく、関節軟骨の磨耗や老化の一種とされています。

変形してしまうため、指が伸びなくなったり、横に曲がった状態でかたまります。

進行性や全身性の疾患ではないため、関節リウマチのような薬物治療はありません。

【へバーデン結節の治療】

保存的療法

・局所の安静（固定も含む）

・テーピング

・投薬

・急性期→少量の関節内ステロイド注射が有効

保存的療法で痛みが改善しない時や、変形がひどくなり日常生活に支障をきたす場合は、手術を考慮します。

手術法にはコブ結節を切除するものや関節を固定する方法が行われます。

【へバーデン結節の予防】

第1関節が痛むときは安静が良いです。

痛くても使わなくてはならないときは、テーピングがお勧めです。（仕事で安静にできない時など）

普段でも指先に過度な負担が生じることを避けましょう。

へバーデン結節の治療は春日井の接骨院・整体【からだ工房meguri接骨院】へ。

手の指の強い痛み、腱鞘炎、手のしびれ、可動域制限は、的確な治療で改善します。

姿勢指導、運動指導も対応いたします。

女性院長です。

からだ工房ｍｅｇｕｒｉ接骨院は、根本の原因を明確にして、治す治療を行います。

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